- ORA-01002: フェッチ順序が無効です。
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原因: 無効なカーソルからフェッチを実行しようとしたことが原因です。 また、PL/SQLカーソル・ループで暗黙的にフェッチが実行された場合にも、このエラーが発生することがあります。 その他にも、次のような原因が想定されます。1) 最後の行が取得されORA-1403エラーが戻された後に、カーソルからフェッチを実行しようとしました。 2) カーソルがFOR UPDATE句によってオープンされた場合に、COMMIT文の発行後にフェッチを実行するとエラーが戻されます。3) SQL文内でプレースホルダを再バインドした後、その文を再実行する前にフェッチを実行しました。
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処置: 1) 最後の行の取得後にフェッチを実行しないでください。フェッチ可能な行がありません。2) FOR UPDATE句によってオープンされたカーソルのフェッチ・ループ内ではCOMMIT文を発行しないでください。3) 再バインド後に文を再実行してからフェッチを実行しなおしてください。
- ORA-01010: OCI操作が無効です。
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原因: 次のいずれかの原因によるエラーです。1) 無効なOCI操作を試行しました。2) バージョン7.1以上のライブラリにリンクされたOracleクライアント・アプリケーションを使用し、環境変数ORA_ENCRYPT_LOGINがTRUEに設定されている状況で、バージョン7.0以下のOracleサーバーに接続しようとしました。3) バージョン7.1以上のOracleサーバーに接続し、初期化パラメータDBLINK_ENCRYPT_LOGINがTRUEに設定されている状況で、バージョン7.0以下のOracleサーバーを示すデータベース・リンクを使用しようとしました。4) バージョン9.0.2以上のOracleサーバーに接続しており、分散自律型トランザクション用にバージョン9.0.1以下のOracleサーバーを示すデータベース・リンクを使用しようとしました。
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処置: 原因に応じて、次のいずれかの処置を行ってください。1) 無効なOCI操作を実行しないでください。2) 分散データベースの暗号化された接続パスワードを使用しない場合は、ORA_ENCRYPT_LOGINをFALSEに設定してください。暗号化された接続パスワードを使用する場合は、すべてのOracleサーバーをバージョン7.1以上にアップグレードしてください。3) 分散データベースの暗号化されたデータベース・リンクを使用しない場合は、DBLINK_ENCRYPT_LOGINをFALSEに設定してください。暗号化されたデータベース・リンクを使用する場合は、すべてのOracleサーバーをバージョン7.1以上にアップグレードしてください。4) バージョン9.0.1以下のOracleサーバーでは分散自律型トランザクションを実行しないでください。
- ORA-01031: 権限が不足しています。
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原因: 適切な権限のないユーザーが、現行のユーザー名またはパスワードを変更しようとしました。必要なオペレーティング・システム権限がないデータベースをインストールしようとすると、このエラーが発生します。Trusted OracleがDBMS MACモードで構成されている場合は、ユーザーに必要な権限が現在のログイン・レベルよりも高いレベルで付与されていると、このエラーが発生することがあります。
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処置: この操作を実行するか、または必要な権限を付与するようデータベース管理者(DBA)に依頼してください。Trusted Oracleユーザーに高いレベルの適切な権限が付与されていてもこのエラーが発生する場合は、適切なレベルの権限を付与しなおすようDBAに依頼してください。
- ORA-01153: 非互換のメディア・リカバリがアクティブです。
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原因: 互換性のないメディア・リカバリを開始しようとしたか、あるいはメディア・リカバリまたはRecovery Managerバックアップ中にRESETLOGSでオープンしようとしました。同一のデータファイルをリカバリしようとする場合、メディア・リカバリ・セッションには互換性がありません。不完全メディア・リカバリまたはRESETLOGSでのオープンは、どのメディア・リカバリとも互換性がありません。Recovery Managerによるバックアップまたはリストアは、RESETLOGSでのオープンと互換性がありません。
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処置: 他のメディア・リカバリ・セッションまたはRecovery Managerバックアップを完了させるか取り消してください。
- ORA-01157: データファイルstringを識別/ロックできません - DBWRトレース・ファイルを参照してください
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原因: ファイルがすでに使用されていたため、バックグラウンド・プロセスはデータファイルを識別できないか、またはロックできませんでした。データベースはこのファイルへのアクセスを禁止しますが、他のファイルには影響しません。ただし、データベースをオープンする最初のインスタンスは、すべてのオンライン・データファイルにアクセスする必要があります。オペレーティング・システムから生成される関連のエラー・メッセージには、ファイルが認識されない原因が説明されています。
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処置: オペレーティング・システム・レベルで、データベースに対して該当のファイルを使用可能にしてから、データベースをオープンするか、ALTER SYSTEM CHECK DATAFILESを実行してください。
- ORA-01167: 2つのファイルは同一ファイル番号/グループ番号または同一ファイルです。
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原因: コマンドラインで指定したファイルにファイル番号の重複があるか、同一ファイルが2回指定されています。完全に同じファイルでない場合は、どちらかのファイルは一方のファイルのバックアップである可能性があります。同じログの2つのメンバーである場合は、グループ・ファイル仕様部に一緒に指定する必要があります。init.oraファイルのCONTROL_FILESパラメータに同じ制御ファイルが2回以上指定されている場合にも、このエラー・メッセージが表示されます。この場合は、追加のエラー・メッセージも確認してください。
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処置: 指定したファイルが、コマンドですでに指定したファイルではないことを確認してください。別のファイルである場合は、以前のバックアップを削除してください。同じログのメンバーである場合は、同じグループのファイル指定であることを確認してください。制御ファイルの重複が原因でこのメッセージが表示された場合は、init.oraファイル内のCONTROL_FILESパラメータを確認し、ファイルが2回以上指定されていないかどうかを確認してください。すべてのファイル名が一意の場合は、実際の制御ファイル自体が一意であることを確認してください。たとえば、UNIXでは、リスト内の別の制御ファイルにシンボリック・リンクまたはハード・リンクしていることを確認してください。
- ORA-01173: データ・ディクショナリがSYSTEM表領域にデータファイルがないことを示しています。
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原因: データベースが制御ファイルより後の時点にリカバリされているか、または先に発行されたCREATE CONTROLFILEコマンドにSYSTEM表領域のデータファイルが指定されていません。
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処置: 1番目に示した原因の場合は、使用した制御ファイルより新しいファイルからデータベースをリカバリする必要があります。 2番目に示した原因の場合は、SYSTEM表領域内のすべてのデータファイルがCREATE CONTROLFILEコマンドに指定されていることを確認してから、制御ファイルを再作成してください。
- ORA-01177: データファイルはデータ・ディクショナリと一致しません - 古いインカネーションの可能性があります
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原因: CREATE CONTROLFILEまたはOPEN RESETLOGSの実行後に、制御ファイルとデータ・ディクショナリとの比較により、このデータファイルがディクショナリと矛盾していることが判明しました。そのファイルは、データベースから削除されたファイルのバックアップであり、同じファイル番号が新しいファイルに使用された可能性があります。また、このファイル番号が別のデータファイルに使用されたときに、不完全リカバリが停止した可能性もあります。
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処置: 正しいファイルを指定してCREATE CONTROLFILEを実行するか、またはファイルを指定せずにCREATE CONTROLFILEを実行してください。
- ORA-01178: 最後のCREATE CONTROLFILE文より前に作成されたファイルstringは再作成できません。
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原因: CREATE CONTROLFILEコマンドを最後に使用したときに存在していたデータファイルを、ALTER DATABASE CREATE DATAFILEコマンドを使用して再作成しようとしました。このファイルを再作成するために必要な情報は、このファイルをデータベースに追加したときに存在した制御ファイルとともに失われました。
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処置: ファイルのバックアップを検出し、リカバリしてください。そのファイルが最初に作成されたときより前の時点まで、不完全リカバリを実行してください。
- ORA-01189: 以前のファイルと異なるRESETLOGSからのファイルです。
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原因: CREATE CONTROLFILEコマンド中のこのファイルまたはそれ以前のすべてのファイルは、最新のRESETLOGSより前にバックアップされたものです。これは、そのファイルがオフラインであるか、または最新のRESETLOGSからオフラインであった場合にも発生する可能性があります。
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処置: ファイルが、最新のRESETLOGSより前にオフラインになり、依然としてオフラインである場合は、CREATE CONTROLFILEコマンドからこのファイルを削除してください。データベースをオープンした後で、このファイルの名前を変更し、オンラインにしてください。それ以外の場合は、残りのデータファイルと一貫性のある該当ファイルのバージョンを確認し、コマンドを再実行してください。
- ORA-01194: ファイルstringは一貫した状態にするためにさらにリカバリが必要です。
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原因: 不完全リカバリ・セッションを開始しましたが、ファイルを一貫したものにするために適用するログ・ファイルの数が足りません。レポートされたファイルは、データベースによって以前オープンされてから、完全にクローズされていません。ファイルは更新される前の状態にリカバリする必要があります。不完全リカバリを実行する前に、バックアップからファイルをリストアしなかったためにエラーが発生した可能性があります。
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処置: ファイルが一貫した状態になるまでログを適用し続けるか、またはより古いバックアップからファイルをリストアしてリカバリを繰り返してください。
- ORA-01206: ファイルはこのデータベースの一部ではありません - データベースIDが無効です
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原因: ファイル・ヘッダー内のデータベースIDが制御ファイル内のデータベースIDと一致しません。データベースが異なるか、またはデータベース・ファイルではない可能性があります。データベースを再構築した場合、再構築前のファイルである可能性もあります。トランスポータブル表領域の機能を介して、別のデータベースからファイルがプラグインするときにこのエラーが表示される場合は、ファイル・ヘッダーのデータベースIDが予期したものと一致していないことに注意してください。
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処置: 正しいデータファイルのコピーをリストアし、必要な場合はリカバリを行ってください。
- ORA-01207: ファイルが制御ファイルより新しくなっています - 古い制御ファイルです
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原因: データファイル内の制御ファイル変更順序番号が、制御ファイル内の番号より大きくなっています。これは、誤った制御ファイルが使用されていることを示しています。このエラーが繰り返されると、実際の問題を修正しなくてもエラーが発生しなくなることに注意してください。データベースをオープンしようとするたびに、制御ファイル変更順序番号は十分な大きさになるまで更新されます。
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処置: 現行の制御ファイルを使用するか、BACKUP CONTROLFILE RECOVERYを実行して制御ファイルを現行にしてください。BACKUP CONTROLFILE RECOVERYの実行に関するすべての制限事項に従ってください。
- ORA-01208: データファイルは古いバージョンです - 現在のバージョンにアクセスできません
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原因: ファイル・ヘッダー内のチェックポイントが、制御ファイル内のチェックポイントより前のものです。別のインスタンスですでにオープンされているデータベースをオープンする場合、または別のインスタンスがこのファイルをオンラインにした場合、このインスタンスにアクセスされるファイルは、おそらく別のバージョンです。それ以外の場合は、ファイルの使用中にそのファイルのバックアップがリストアされた可能性があります。
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処置: データベースが正しいファイルを使用できるようにしてください。その後、データベースをオープンするか、またはALTER SYSTEM CHECK DATAFILESコマンドを実行してください。
- ORA-01209: データファイルは最後のRESETLOGSより前のものです。
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原因: ファイル・ヘッダー内のリセットログ・データと制御ファイルが一致しません。データベースがクローズされているか、ファイルがオフラインの場合、バックアップは、ALTER DATABASE OPEN RESETLOGSコマンドを最後に実行した時点よりも前に取得されたために、古いファイルです。別のインスタンスですでにオープンされているデータベースをオープンする場合、または別のインスタンスがこのファイルをオンラインにした場合、このインスタンスにアクセスされるファイルは、おそらく別のバージョンです。それ以外の場合は、ファイルの使用中にそのファイルのバックアップがリストアされた可能性があります。
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処置: データベースが正しいファイルを使用できるようにしてください。その後、データベースをオープンするか、またはALTER SYSTEM CHECK DATAFILESコマンドを実行してください。
- ORA-01210: データファイル・ヘッダーにメディア欠陥があります。
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原因: ファイル・ヘッダー・ブロックが内部的に矛盾しています。ブロックの先頭にはチェックサム付きのヘッダー、およびブロックの一貫性を保証する他のデータが存在します。最後のディスクの書込みが正常に行われなかった可能性があります。問題として最も可能性が高いのは、このファイルがデータベース用ではないということです。
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処置: オペレーティング・システムで、データベースが正しいファイルを使用できるようにしてください。チェックサムのみが不当であることをトレース・ファイル・ダンプが示している場合、バックアップからファイルをリストアしてメディア・リカバリを行ってください。
- ORA-01211: Oracle7データファイルはOracle8に移行していません
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原因: このファイルは、Oracle7で最後に使用されたファイルではありません。 移行しようとするデータファイルが、移行前に取られたバックアップまたは移行ユーティリティ実行後にOracle7によってオープンされたデータベース・ファイルのいずれかです。データベースをOracle7からOracle8に移行するときは、移行プログラムがOracle7でそのデータベースにアクセスした最後のファイルである必要があります。移行が完了したときにOracle8がアクセスできるのは、現行のデータファイルのみです。
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処置: オペレーティング・システム・レベルで、データベースに対して正しいデータファイルを使用可能にするか、Oracle7からOracle8への移行を繰り返してください。移行ユーティリティ実行後に、データベースがオープンしていないことを確認してください。
- ORA-01221: データファイルstringはバックグラウンド・プロセスに対して同一ファイルではありません。
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原因: DBWRがデータファイルをオープンする際、フォアグラウンドでリカバリを行う物理ファイルと異なるファイルにアクセスしました。フォアグラウンドで設定されるタイムスタンプは、バックグラウンドでは見つかりません。バックグラウンド・プロセスがそのファイルを読んでいない可能性があります。
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処置: DBWRトレース・ファイルの中を見て、ファイル・ヘッダーの読込みの際に受け取ったエラーを調べてください。バックグラウンド・プロセスによって同一のファイルが正常にそのファイル名でオープンする必要があれば、オペレーティング・システムの再構成を行ってください。
- ORA-01227: ログstringが他のログと矛盾しています。
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原因: 付随するエラー・メッセージに示されたログ・ファイルは、CREATE CONTROLFILEコマンドに指定されているログの内容と一貫性がありません。ファイル・ヘッダーが破損しているか、またはいくつかのファイルが現行バージョンより古いコピーである可能性があります。ログ・ファイルの一貫性になんらかの問題があることが根本原因であるため、直接の原因は表示されたログ・ファイルではない場合もあります。コマンド中にリストされるすべてのログ・ファイルは、現行バージョンのオンライン・ログである必要があります。
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処置: 正しいオンライン・ログを見つけるか、またはRESETLOGSオプションを使用してください。
- ORA-01228: SET DATABASEオプションは初期データベースをインストールする必要があります
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原因: 初期データベースのインストール時に、CREATE CONTROLFILEコマンド中にSET DATABASEオプションが含まれていませんでした。データベースは複数のサイトでインストールされるため、データベースIDを持っていません。各サイトでは、それぞれ固有のデータベースIDが必要となります。SET DATABASEとRESETLOGSオプションの両方を、このデータベースの制御ファイル作成のために指定する必要があります。
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処置: SET DATABASEとRESETLOGSオプションを指定して、コマンドを再実行してください。
- ORA-01229: データファイルstringがログと矛盾しています。
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原因: このエラーとともに出力されたその他のエラー・メッセージが示すデータファイルは、CREATE CONTROLFILEコマンドに指定されているログの内容と一貫性がありません。コマンドに対して1つ以上のオンライン・ログを指定していない可能性があります。また、指定されている場合でも、そのバージョンが現行バージョンより古いことが考えられます。すべてのオンライン・ログ・ファイルは、コマンド中にリストされる必要があり、また現行バージョンのオンライン・ログである必要があります。
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処置: 正しいオンライン・ログを見つけるか、またはRESETLOGSオプションを使用してください。
- ORA-01233: ファイルstringは読取り専用です - バックアップの制御ファイルを使用してリカバリできません。
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原因: バックアップ制御ファイルを使用してメディア・リカバリを実行しようとしましたが、ファイルの1つが読込み専用とマークされています。通常、読込み専用ファイルをリカバリする必要はありませんが、バックアップ制御ファイルでのリカバリは、すべてのオンライン・ファイルをリカバリする必要があります。
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処置: ファイルが読込み専用の場合、リカバリ前にそのファイルをオフラインにし、データベースがオープンしてから読込み専用の表領域をオンラインにしてください。ファイルをリカバリする必要がある場合は、ファイルが読込み/書込み両用になったときからの制御ファイルを使用してください。正しい制御ファイルが使用可能でない場合、CREATE CONTROLFILEを使用して制御ファイルを作成してください。
- ORA-01244: メディア・リカバリによって名前なしデータファイルが制御ファイルに追加されました
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原因: 再作成された制御ファイルまたはバックアップ制御ファイルを使用したメディア・リカバリで、制御ファイルにないデータファイルが作成されました。新しいデータファイル用の制御ファイルにエントリが1つ追加されます。このファイル名はUNNAMEDnnnnとなり、nnnnはファイル番号です。ファイルの作成に使用された元のファイル名は、付随するエラー・メッセージでわかります。
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処置: 有効なファイル名に変更し、リカバリを再開してください。必要に応じて、ALTER DATABASE CREATE DATAFILEコマンドを使用し、リカバリに適したファイルを作成して名前を変更してください。ファイルをリカバリしない場合は、FOR DROPオプションを指定してそのファイルをオフラインにしてください。
- ORA-01248: ファイルstringが不完全リカバリの未来の時刻で作成されました。
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原因: 不完全リカバリのUNTIL時より後に最初に作成された制御ファイルのファイル・エントリで、RESETLOGSオープンを試行しました。このようなエントリを許可すると、この時点で必要なファイルのバージョンを隠してしまう可能性があります。ファイル番号は、RESETLOGSが使用されていれば失われているはずの別のファイルに使用されている可能性があります。
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処置: さらにリカバリを行う必要があれば、ファイルの作成時になるまでREDOを適用してください。ファイルを必要とせず、リカバリの停止時に同じファイル番号が使用されていない場合は、FOR DROPオプションでファイルをオフラインにできます。それ以外の場合は、RESETLOGSを使用するには別の制御ファイルが必要です。他のバックアップのリストアおよびリカバリ、またはCREATE CONTROLFILEを使用した制御ファイルの作成ができます。
- ORA-01260: 警告: END BACKUPは成功しましたが、一部のファイルがバックアップ・モード外です
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原因: オンライン・バックアップ・モードのすべてのファイルに関するEND BACKUPが正常に終了しました。しかし、変更可能な1つ以上のファイルがオンライン・バックアップ・モードでないことが判明しました。これらのファイルのバックアップは(作成されていたとしても)無効な場合があります。また、リストアを実行するとデータベースの一貫性が損なわれるおそれがあります。
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処置: アラート・ログを調べ、バックアップ・モードでないことが判明したファイルのリストを確認してください。オンライン・バックアップの実行中にそれらのファイルが変更された可能性がある場合は、該当ファイルのバックアップを新しいバックアップに置き換えてください。
- ORA-01274: データファイル'string'を追加できません - ファイルを作成できませんでした
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原因: スタンバイ・ファイル管理の自動化が無効になっていたため、追加されたファイルはスタンバイ・データベースに自動作成できませんでした。作成しようとして発生したエラーが、別のメッセージに表示されます。そのファイルに対する制御ファイルのエントリは「UNNAMEDnnnnn」という書式で出力されます。
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処置: ALTER DATABASE CREATE DATAFILE文を使用して該当のファイルを作成するか、STANDBY_FILE_MANAGEMENTにAUTOを設定してスタンバイ・リカバリを再実行してください。
- ORA-01307: LogMinerセッションは現在アクティブではありません。
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原因: DBMS_LOGMNR.START_LOGMNR()プロシージャを起動する前に、V$LOGMNR_CONTENTSビューからのSELECTが発行されました。あるいは、DBMS_LOGMNR.START_LOGMNR()またはDBMS_LOGMNR.ADD_LOGFILE()をコールする前に、DBMS_LOGMNR.END_LOGMNR()をコールしました。
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処置: dbms_logmnr.start_logmnr()プロシージャを起動した後で、v$logmnr_contentsビューからのSELECTを発行してください。
- ORA-01333: LogMinerディクショナリの確立に失敗しました。
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原因: 確立された使用可能なLogMinerディクショナリがなく、元のシステム・データ・ディクショナリの完全な収集が、logstream内に見つかりません。build()が実行されていなかったために、元のシステム・データ・ディクショナリが収集されていないか、または、add_log_file()がコールされていなかったために、完全に収集されたシステム・データ・ディクショナリを含む、すべてのログ・ファイルが追加されていない可能性があります。
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処置: このマイニング・セッションの前にbuild()が実行されていなかった場合、LogMinerの非定型ユーザーは、現在のシステム・カタログのような、代替ディクショナリを使用するか、または以前に作成されたフラット・ファイル・ディクショナリを使用してください。その他のLogMinerクライアントは、マイニングの前にbuild()を実行してください。build()が実行されていた場合、収集されたシステム・ディクショナリを含むすべてのログ・ファイルが追加されていることを確認してください。build()を実行したシステムで次の問合せを実行することによって、必要なファイルが判断できます。select DICTIONARY_BEGIN, DICTIONARY_END, name from v$archived_logDICTIONARY_BEGIN = 'YES'であるファイルを先頭に、その後にはDICTIONARY_END = 'YES'であるすべてのログ・ファイルが表示されます。
- ORA-01409: NOSORTオプションは使用できません。行が昇順になっていません
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原因: 行が昇順ではないにもかかわらず、NOSORTオプションで索引を作成しました。一意ではない索引では、ROWIDが索引キーの一部と見なされます。したがって、たとえばNOSORT索引を作成する場合に、表の中の2つの行が同じ索引キーを持ち昇順に格納されていても、それらが2つのエクステントにわたって分割されており、2番目のエクステントの最初のブロックのデータ・ブロック・アドレスが1番目のエクステントの最後のブロックのデータ・ブロック・アドレスより小さいときは、NOSORT索引を作成できません。
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処置: NOSORTオプションを使用せずに索引を作成するか、または表が1つのエクステントの中に格納されるようにしてください。