COALESCE [NULL でない最初の式を返す」

COALESCE 関数 [その他]

リストの中から NULL でない最初の式を返します。この関数は ISNULL 関数と同じです。

 構文

COALESCE( expression, expression [ , ...] )

 パラメータ

• expression   任意の式。

  2 つ以上の式を関数に渡します。すべての式は比較可能であることが必要です。

  引数には、リテラル、データソースのフィールド、入力パラメーター、定義済み関数、またはデータ型の式 CHAR、 SSTR、 CLNT、 LANG、 NUMC、 CUKY、 UNIT、 DATS、 TIMS、 FLTP、 DEC、 CURRを使用できます、 QUAN、 INT1、 INT2、または INT4またはINT8。 

 戻り値

この関数の戻り値は、指定した式によって異なります。具体的には、データベースサーバが関数を評価するとき、まず、式の比較が可能なデータ型を検索します。該当するデータ型が見つかると、データベースサーバは式を比較し、比較に使用したデータ型で結果を返します。データベースサーバは、一般に比較が可能なデータ型を見つけることができないと、エラーを返します。

 備考

結果が NULL になるのはすべての引数が NULL の場合のみです。

このパラメータにはスカラ型を指定できますが、同じ型を指定する必要はありません。

データベースサーバプロセスでのこの関数の処理方法の詳細については、ISNULL 関数 [その他]を参照してください。

 参照

• ISNULL 関数 [その他]

 標準と互換性

• SQL/2008   コア機能。

 例

次の文は、値 34 を返します。

SELECT COALESCE( NULL, 34, 13, 0 );