定義
クレジットメモとは、得意先からのクレームにもとづいて登録される販売伝票です。クレジットメモによって財務会計の売掛金が減額されます。
デビットメモとは、得意先からのクレームにもとづいて登録される販売伝票です。デビットメモによって財務会計の売掛金が増額されます。
用途
不良商品や得意先への過剰請求など、様々な理由から、クレジットメモの登録が必要となります。同様に、得意先への請求額が少なすぎた場合などにはデビットメモの登録が必要となります。
説明
クレジットメモ :得意先の苦情をもとに登録される販売伝票
→クレジットメモによって財務会計の売掛金(Receivable)が減額されます。
デビットメモ :苦情をもとに登録される販売伝票
→デビットメモによって財務会計の売掛金(Receivable)が増額されます
今までの理論と視点が逆になったので気をつけましょう。
クレジットメモは、請求者がお客に5000円の請求書を出した(売掛金5000円)けれど、過剰請求であったことが発覚して、請求書が4000円に減額されるような場合の伝票が「クレジットメモ」。お客側のクレジットが減額されるので、請求者はうれしくない。
(お客側は、この反対で、アカウントに1000円のデビットを受け取る・又は1000円のクレジット減額を受け取ることになります。)
逆にデビットメモは、請求者がお客に5000円の請求書を出した(売掛金5000円)けれど、何か忘れていて、再計算した結果、6000円に増額し、デビットメモという販売伝票を発行します。お金が多くもらえることになるので、請求者はうれしい。
(お客がわはまたこの逆で、1000円さらにクレジットが増えることになるのでうれしくないです)
ちょっと無理やりだけれど、クレジットは嬉しくない・デビットは嬉しい、ぐらいに思っておきましょう。ただし、クレジットとデビットはいつもワンセットなので、どちらの立場にいるか意識しましょう。